db tech showcase 2017(1日目)に参加した話

今回の投稿は、いつもの、技術を論じるブログではなく読み物です^^;

2017/9/5、db tech showcase 2017に参加しました。

私はDatabaseを軸として打ち出しているイベント(セミナー)に参加したのは実は初めてだったりします(「私はDB屋では無い」のです)。
秋葉原UDXでがっつり3日間開催されました(されています)が、これ、参加費用無料!なんですよね^^
ミニ展示スペースがあった(&プロダクト宣伝的セッションもあった)ので、スポンサー費用(+インサイトテクノロジー様の持ち出し?)なんかで運用されてるのかな?・・・なんて金勘定の頭が働いてしまうは私が穢れたエンジニアだからでしょうか^^;

初日の本日は2コマ目から参加させていただきました。

では、以下に感想をポロポロと・・・

1. 「A12:Keynote Speech これからの'‘本命技術’‘はこう見つける!~ポスト・リレーショナルデータベース時代を読み解くコツ~」

まずは、キーノート2として、ウルシステムズ株式会社 漆原 様 / 楽天株式会社 森 様によるトークセッションでした。
特定の技術に深く踏み込むものではなく、DBを中心として業界全体を俯瞰した形でのトーク、また、楽天技術研究所というテクノロジーの集まる現場における、技術との付き合い方(まとめすぎかな?)的な内容のトークが展開されました。

個人的に最も感じたのは、「お二方の下で働くエンジニアは幸せだろうな」ということです。
ビジネスを推進する要素は「ビジネス的視点を起点とするもの」「技術的視点を起点とするもの」の2つがあると私は信じています。
前者が絶対であり、技術を語るものは「ビジネスを理解しない ただのオタ」と判断される組織も日本には多々あるように感じています。でも、それが真であるケースも多々あるか・・・。

でも、やはり、最終的にテクノロジーによりサービスは顧客に対して提供されており、同時にビジネス的観点も重要であると思っています。
ビジネスマンとエンジニア、互いが、互いを否定しあうのではなく、理解しあって、「顧客に対する価値を提供できた」時が最も大きな力を発揮するような気がしているのです。

2. 「A13:MySQL MySQLを割と一人で300台管理する技術」

すみません、私はDB界隈の人間ではないので「@yoku0825さん」を存じ上げていなかったのですが、セッションは何気に楽しめました。
完全にDBエンジニアセッションでした。私はMySQLの面倒を見る仕事をしたことがなかったので、心に沁みる「おーー」という気持ちにはならなかったのですが、実運用する上で、ここ気を付けようよ、というノウハウが詰まっていて、「是非このパワポスライド欲しいわー」って感じのセッションでした。
あとGMOグループってよく耳にする企業なので、「へー、こんな感じなんだなぁ。MySQLを軸にしてるんだぁ」といった感覚を覚えました(全グループ企業の状況なんかは、もっと詳細を聞かないと分からないと思いますが・・・)

3. 「A17 データベース・ビフォーアフター ~インメモリーによる超高速化の世界~」

再び ウルシステムズ株式会社 様のセッションです。
漆原社長は、プレゼン上手&惹き付け上手 ですね^^
いえ、まあそれを除外しても、このセッションは面白かった気がしました。
apache geode」を使ったインメモリグリッドデータベースによるパフォーマンス改善事例の紹介、でした。

冒頭の「私はDB屋では無い」宣言の通り、従来のRDB文化をぶち壊すアーキテクチャが私の好物です^^
なので「インメモリグリッドデータベース」で、旧来のRDBシステムのパフォーマンスボトルネックを非RDBでぶっちぎる事例はすごくワクワクしました。
セッションのお話を聞いた限り、apache geodeは結構自動的に水平スケーリング&分散(って言っていいのかな)してくれるそうなので、これはちょっと自分でもリサーチしてみたい気になりました。

4. まとめ

上記以外のセッションも参加させていただいたのですが、特に印象的なセッションのみ感想を書かせていただきました。
あー、でも「E15 分散グラフデータベース - DataStax Enterprise Graph 森下 雄貴 様」も自分好みでしたよ。
でも、グラフデータベースはAzure Cosmos DBを学ぶと同時に学習していたので、心に刺さるレベルとまではいかなかったかも・・
まあ、私は「RDB駆逐してやるぜ!」という意気込みの「アプリケーションエンジニア」として参加させていただきましたが、十分に楽しめた気がしています。
(過激表現、ご勘弁を・・・)
まあ、なんだかんだ言いながら・・・
アプリケーションエンジニアもデータベースエンジニアも、進化や改善を求め歩みを止め無いことが最も素晴らしいことではないかと思っています!!